突如トルコリラが大暴落で強制ロスカットを喰らってしまいました!
どうも、ここ最近はずっと投資にハマっていてあまりブログを書けていませんでした。
FXや仮想通貨は以前から投資をしていたり軽く触れていたのですが、今年の6月から本格的に勉強や知識をつけてがっつりのめりこんでいました。
そして、短期投資とは別に長期用として、高スワップポイントが魅力なトルコリラを長期保有していましたが、今回の暴落で強制ロスカット。。
調べてみると今回のトルコリラ暴落で悲惨にもロスカットを喰らった人も多いと思うので、今回の暴落を振り返って、ロスカットにならない為の対策も考えてみましょう。
トルコリラ暴落の理由とは?
まず、なぜ急にトルコリラが暴落したかが気になるところです。
暴落というのは、突如やってくるパターンと予め予想できるパターンの2つがあります。
まず予め予想できるパターンとしては、経済ニュースや金利政策発表、選挙や投票の結果などです。
こちらは〇月〇日の〇〇時頃発表とあるので、上がるか下がるか、暴騰するか暴落するかなど、どちらに転ぶかまでは分からなくても動く事は予め予想ができたりします。
雇用統計やFOMCやGDPや要人発言などが挙げられ、また、大統領選でトランプ大統領の決定やイギリスのEU離脱なんかもこちらに含まれますね。
こちらは予め相場が動く事が予想できるので、相場から抜けたりエントリーせずに様子を見たりとリスク回避が出来ます。
一方、突如としてくる暴落は予め予想されていないので、今回の様にたくさんの人にとって悲惨な結果を生むことになります。
「一体何が起こったんだ?!」
とみんながパニック状態になり、大きな話題を生みます。
こちらは過去の例で言うとリーマンショックや震災、スイスフラン暴落、南アフリカランド円大暴落などが挙げられます。
では、高スワップや高金利として人気のトルコリラの今回の暴落は一体何が原因だったのでしょうか?
トルコリラが急落 米国とビザ発給相互停止で 【日経新聞10/9】
【イスタンブール=佐野彰洋】米国とトルコが相互にビザ(査証)発給業務を停止した問題を受け、9日の外国為替市場でトルコリラが急落した。
トムソン・ロイターのデータによると、6日終値に比べ一時約4%安い1ドル=3.76リラ台まで下落。約7カ月ぶりの安値を付けた。
急落の理由は8日、在トルコ米大使館が、トルコでの難民関連を除く全てのビザ発給業務の停止を発表したことだ。その後、トルコ側も同様の対抗措置を講じた。
米側の決定は昨年7月にトルコで起きたクーデター未遂事件に関連した捜査で、在イスタンブール米総領事館のトルコ人職員が逮捕されたことを受けたものとみられている。
暴落の理由はこれでした!
10月4日、トルコでは昨年のクーデター未遂事件を巡って、イスタンブール米在外公館の現地職員が逮捕されており、これを受ける形で在トルコの米在外公館がビザ発給業務を縮小しました。これにより、今度はワシントンのトルコ大使館もビザ発給業務を縮小。
具体的には難民関連を除く全てのビザ発給業務を停止しました。
さらにトルコ軍がシリアで自由シリア軍を支援するイドリブ作戦を開始したようです。ただ、こちらについては米国は承認しているようです。
簡単に言うと、米国とトルコが喧嘩して関係が悪化しちゃった感じですね。
このような報道により、ドルに対してトルコリラは売られ、一時は1ドル=3.8リラを突破。
これにより対円でも急落し、一時は30円割れまで下落しました。
FX会社により下げ幅の値は変わってきますが、29円台~28円台が多く、中には28円割れの27円17銭付近まで値を下げた会社もあるみたいです。
トルコリラの急変動
外為どっとコム(神業者)様→29.7付近
インヴァスト証券様→29.41付近
セントラル短資FX(神業者)様→29.8付近ヒロセ通商LIONFX(爆笑)→27.3付近
急変動を利用して顧客の証拠金をもぎとる詐欺業者です。 pic.twitter.com/FpQqWGcmPB— ガス欠 (@nogas99) 2017年10月9日
ちなみに僕は外為どっとコムとSBIを普段使っています。
今回の暴落で、FX会社選びも大事だと改めて感じますね。それぞれ会社により長所や短所があるので、自分の投資や運用目的や手法によってFX会社を使い分けるのもおすすめです。
特に長期投資用と短期投資用は分けた方がいいと思います。
長期と短期では、FX会社選びでも見る箇所が変わってきますし、手法が異なるので、この通貨を長期投資する場合はこのFX会社、この通貨を短期のデイトレやスイングでトレードするならこのFX会社というように、それぞれの目的に合ったFX会社選びが大切です。
高金利や高スワップの罠とは
FXといえば、両国通貨の為替で価格差(キャピタルゲイン)によって稼ぐ事で人気ですが、高金利国により高スワップポイントで不労所得を得られるという事でも人気ですね。
高スワップはオーストラリアの豪ドルやニュージーランドのNZドル、南アフリカの南アフリカランド、トルコのトルコリラなどがありますが、何といってもほったらかしで毎日お金が入る。
トレードの知識があまりなくても、毎日チャートの画面とにらめっこしなくてもほったらかしでいいので、特に初心者には人気です。
ですが、世の中には甘い話だけではありません。
よく目にする高スワップでの不労所得や、スワップポイントでの複利転がしなんかは、数字上を見ればとてもおいしい話です。
計算上は銀行に預けているよりも遥かに高い金利で増え続けていきますからね。
しかし、そこにはインカムゲイン(スワップポイント)だけではなくキャピタルゲイン(価格変動による価格損得)もあります。
それを理解している人がほとんどだとは思いますが、ではなぜ、高スワップの通貨は高い金利なのでしょうか?
特に初心者の人はそこを理解していない人が多いと思います。
金利(利息)が高いということは、その分、リスクが高いという事を指します。
投資において、その金融商品は損する可能性が高いため、他の似た商品と、同じような条件では、誰もその金融商品を買おうとしないので、金利(利息)や配当を高くすることで、その金融商品を売ろう(買ってもらおう)とするわけです。
これが金融商品の世界の常識です。
そしてこの原則は、FXにも当てはまります。
ある国の通貨が高い金利であると言うことは、そうしないと、お金が集まらない(その国に投資する人を集められない)という事です。
もしかしたら国が借金で破綻して、その通貨が紙くずになるかもしれませんし、国によっては、暴動や戦争などが起こって、通貨の価値が暴落する可能性もあります。
こうなる可能性が少なからずあったり、可能性が高いと考えられるから、金利(利率)が高いのです。
もちろん、全ての金利が高い通貨がこういうリスクを抱えている訳ではありませんが、一般的に、「高金利な通貨は、ハイリスク・ハイリターンである」ことは、知っておいた方が良いと思います。
暴落でもロスカットにならない為には
FXや投資でよく言われている事ですが、余裕を持った資金管理が大切です。
そして余力資金でやる。
投資の世界は何が起こるか分からない世界です。
何事も「絶対に大丈夫!」という確証はないのです。
・レバレッジを大きくしすぎない
・大きく下がってもロスカットにならない資金管理で行う
・過去最安値を超える可能性も十分あると想定しておく
以上が高スワップ通貨の長期運用には必ず必要なことですね。
また、ほったらかしだけではなく、高スワップ狙いのトレードを勉強したり実践するのも一つの手ではあります。
今回のトルコリラ暴落で、改めて新興国通貨の怖さを思い出させられました。