FP(ファイナンシャルプランナー)3級試験をなめてかかってはいけません!
つい先日、2017年5月28日にファイナンシャルプランナー(FP)3級の試験を受けてきました。
当日発表される模範解答にて自己採点の結果、学科60問中44問正解、実技20問中19問正解で合格ラインを突破しました。
ですが、3級というのはファイナンシャルプランナー(FP)の中で一番低い始めのレベルなので、ファイナンシャルプランナー(FP)を受けようとする人の初めての試験であり登竜門です。
ファイナンシャルプランナー(FP)の知識がない状態から、僕のように独学で勉強される方も多いと思いますので、ファイナンシャルプランナー(FP)の試験がどういったものなのか、またどの様に勉強すればいいのかわからない方などもいるかと思います。
僕も、実際ネットで調べたりしました(笑)
ですので、今回はファイナンシャルプランナー(FP)3級を勉強して試験を受けてきたばかりの実体験を書いていこうと思います。
FP(ファイナンシャルプランナー)とは
ファイナンシャル・プランナー(FP)とは 人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法を「ファイナンシャル・プランニング」といいます。 ファイナンシャル・プランニングには、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識が必要になります。
ファイナンシャル・プランナー(FP)とは | 日本FP協会
つまり、世の中のお金や日本のお金に関する法律や専門的な知識を身につけ、お金に関する専門的な職業に役立てたりアドバイザーとして活躍したり、活用方法は様々です。
ファイナンシャルプランナー(FP)という資格の名前はみなさんも聞いたことがあると思うぐらい有名ですし人気の資格ですが、「お金」といっても、世の中で出回っているお金にはさまざまな形があります。
私たちのお財布の中にあるお金から銀行の預金、株式などの投資に回されるお金、不動産、国や地方公共団体が徴収する税金、企業が融資を受ける借入金など……。
専門的な知識が必要になってきますが、なにも銀行や証券会社や弁護士、税理士などのお堅い職業を目指さない人にとっても、このFPは大いに役立つことなのです。
なぜならば、世の中のありとあらゆることが「お金」と密な関係にあるので、みなさんが生活していてお金と関係のない人なんて絶対にいませんから。
普通の人でも、
何か物を買っても現金・クレジットカード、そして消費税。
働いても給料、そして所得税・住民税。
子供であれば扶養、大人であれば年金、保険。
お金が必要になればローンや融資。
車を買ったり家を買えばローンや色々な税金、保険。
親が亡くなれば相続。
これらを保護したり免除や軽減してくれる減税や節税。
普通に生活して生きていく上で、何をするにしても、お金とは一生付き合っていかなければいけないのです。
ですので、ファイナンシャルプランナー(FP)というのは、それらの「お金」に関する知識を更に深めてくれるので、何もお金に関する仕事につかない人にも大変人気であり、勉強をして損はしない資格なのです。
FP3級試験の合格率や難易度
資格と聞くと、有名なユーキャンやその他の資格を取る為の通信講座やスクールに入らなければいけないのかと思っている人もいるかもしれませんが、ファイナンシャルプランナー(FP)3級ぐらいは独学でも大丈夫です!
そういったスクールに行かないと勉強できないという人は行ったらいいと思います。
ネットでも、ファイナンシャルプランナー(FP)3級なら簡単に合格できるとか、1、2週間勉強すれば合格できると結構書かれています。
確かに僕も、勉強期間は2週間ぐらいで、ラスト一週間以外はあまり時間を当てられなかったので、最後に追い上げたといった感じでした(笑)
FP3級試験の合格率
ファイナンシャルプランナー(FP)には、きんざい(金材)とFP協会の二つがあり、3級だとだいたい50~70%ぐらいの合格率です。
FP協会の方が合格率が高く、きんざいの方が少し合格率は低いです。
専門的な知識がなくてもお金に関する問題なので、既に生活の上で知っている情報などもありますし、3級は比較的容易なので合格率も高いです。
さらに、試験は学科が二択の◯×問題が30問、三択問題が30問の計60問で36点以上、実技は20問(各5点)で100点満点で60点以上、つまり6割以上の得点があれば合格できます。
そういった意味で、これだけの勉強期間でも合格できるのでしょう。
しかし、だからといってなめてかかってはいけません!
やはり初心者からすれば覚えることが多く、計算問題や法律の問題、内容把握まですぐに完璧に覚えることは難しいでしょう。
試験は二択や三択なので、完璧に覚えなくてもなんとなくで当たったりもしますが、やはりある程度一通りの内容は把握して、過去問題などで8割程度の正解率はスタンダードに出せるぐらいが望ましいと思います。
FP3級試験の勉強法
僕が独学で勉強した方法は、この本を買ってとにかく覚えました。
【みんなが欲しかった!FP3級の教科書と問題集】
流れとしては、始めに教科書を一通り読み進めます。
効率を良く勉強するには、まず分からなくても一通りすらーっと読んだ方がいいと思います。
ひとつの項目毎に少ない問題もあるので、すらっと読み進めて問題を解いてアウトプットしていく感じです。
教科書が全部終わると、問題集に取り掛かります。
一気に全部やるのではなく、一項目毎にすぐ答え合わせをして、間違えた知識のズレを正していきます。(一問ずつでも構いません)
一気に問題を解きまくって、後から一気に答え合わせをしても、問題やその事について悩んで考えた事を忘れてしまうので、おすすめではないです。
そして、分からなかったところや間違えたところは、空白でもノートでもどこかにその問題番号を書いていき、再度問題と答えや解説を照らし合わせながら、理解出来れば次へ進む。理解できなければ教科書を見て理解したり覚えたりする。
この繰り返しです。
問題集が終われば、問題集の最後に総合問題集の模擬試験問題というのがあるので、本番のように時間を測りながら全部解いてみる。
そして採点をして、現段階の自分の実力がある程度わかると思います。
後は、苦手分野や間違いが多かった分野を教科書で再度覚えたり、問題集をまた解いてみたりします。
それからは、ネットで「FP3級 過去問」と検索すれば過去の試験の問題が出てくるので、それをひたすらやっていきます。
自分が持っている本の問題集は、何度かやると問題と答えがわかってしまっているので、内容理解というよりパターンで覚えてしまうこともあるからです。
ネットの過去問は、過去の実際出た試験を結構さかのぼってたくさんあるので、パターンで覚えず内容理解と実践慣れに大いに役立ちます。
自分が何点ぐらい取れるかもわかってきます。
FP3級試験の試験状況
これだけ勉強すれば、あとは自信を持って試験を受けるだけです。
大丈夫です、それほど難しくないので。
僕は過去問やネットの過去試験問題で、合格点以下は一度も出していませんが、毎回ギリギリ合格のラインだったので、正直不安でしたが、いざ試験を受けると思っていたほど難しくはなかったです。
幅広くやっていたのと、ネットの過去試験問題を直近から2〜3年にさかのぼってやっていたのが効果的だったと思います。
試験は
- ライフプランニングと資金計画
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- リスク管理
- 不動産
- 相続・事業承継
この6つから出題されます。
実技試験は、FP協会の方を受けたので資産設計提案業務の出題でした。
実技といっても、何か実技をするわけではなく、三択でマークシートを塗りつぶすだけなので、学科と何も変わりません。
電卓を使っての計算問題や問題一つ一つの文が多いですが…
学科と分ける意味もよくわかりません(笑)
無駄に一時間半も休憩あるし。
まず学科に2時間も掛からないので、だいたいの人は早く終わって試験会場から退出しています。
学科が1時間で終わり退出したとして、実技まで結局2時間ちょっと時間が空きます。
勉強するかご飯食べるかって感じですが、結構暇です(笑)
実技試験は1時間ですが、途中退出することはできないので、試験が終わる時間はみんな同じです。
会場には20代〜60代ぐらいまでの人が幅広くいて、みなさん使っている電卓も様々でしたが、普通の安っぽい電卓を使ってる人も結構いました。
今回の試験では、電卓を使う頻度も少なく、学科では一度も使わず実技で少しだけ使った程度だったので、FP試験の規定内の電卓ならわざわざ買わなくても家にある安い電卓でもなんでもいいように感じました。
ちなみに僕は、このダイソーの300円電卓を持っていきました。
もう一つあれば、何かあった時の為に予備の電卓も一応持って行った方がいいです。
さいごに
FP試験は年3回(1月、5月、9月)実施されているので、資格を取りたい場合は日程を確認して、受検申請受付期間というのも事前にあるので、期限を過ぎないように申し込みをして試験の準備をしましょう。
また、FPの知識は普段の生活でも役に立つことも多かったので、知識をつけると共に3級試験にチャレンジしてみてください。
さらに知識をつけたり専門的に学んでいきたい人、あるいはお金に関する仕事に携わる方は、2級、そして1級とステップアップを目指しましょう。
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